高いギターは本当に良いの?オカルトや都市伝説とは違うのか?
突然ですが皆さんは高いギター、あるいはベースを使用しておりますでしょうか?
ぶっちゃけ値段が高いギターやベースって何がいいの?って方も少なくないでしょう。
実際プロでもめっちゃ高い物を使用しているかと言えばそうではありません。
マーティ・フリードマンがなんかの動画で言ってたのですが、「自分は高いギターが好きではない。全然音がいいのかわからない」的な発言をしているのが印象的でした。
結論、好きな機材やメーカーを使えばいいじゃんという事になりますが、筆者の経験則や考察を綴っていきます。
この記事の目次
筆者はどんな機材を使ってきたのか?
ギタリストである筆者は主にESPというメーカーのギターを使用しております。
もちろん他のメーカーのギターやベースも所持した事があります。
売却して買って〜という事を繰り返してきたのですが、今手元にあるエレキギターはESPのオーダーギター1本のみです。
あとはエレアコでタカミネのギター1本で合計2本です。
ギター自体は大好きなのですが、コレクションするようなタイプではないので、増えてもあと3本ぐらいかな〜って感じです。
高いギターって何で高いの?
主に以下のような点が考えられます。
- 使用木材
- 装飾
- ヴィンテージ
- 人件費
- オーダーメイド
ちなみにベースにも同じような事が言えます。
1つずつ詳しく解説していきます。
使用木材
希少な木材を使用するとどうしても高くなる傾向があります。
例えば杢目がよく出た木材を使用するなどです。
木材は個体差が非常によく出る素材なので、こだわればこだわるほど高い傾向にあります。
あと、絶滅を危惧して昔と違って使用していい木材が減ってきているのも事実です。
よってそういった木材を使用する際も必然的に希少価値が出るので高くなる傾向にあります。
将来的に使用できなるなる木材が間違いなく出てきます。
しょうがないといえばしょうがないのですが・・・難しい問題ですよね。
装飾
ギターにはプレイアビリティ重視より見た目重視する方もいらっしゃるでしょう。
これでもか!!!というぐらい華美にしている物もあります。
まあ、めっちゃ高いですけどねw
あとギターを所持する人は何もギタリストだけではないです。
少ないかもしれないですが部屋に飾るための家具的な趣向で購入する方もいるみたいです。
それこそ先ほど記述した希少な木材で使用した高価なギターを意図的に購入する人もいるでしょう。
ヴィンテージ
おそらくこれが今回紹介する中で最も高価です。
個体数が限られており尚且つ、高価なのに結構ヴィンテージマニアは多いので競争率も高いです。
すごく殿様商売的なことを言うと、値段が高くても一定数売れます。
欲しい人は世界中にいるので・・・w
あとヴィンテージの音が好きと言う方も多いです。
復刻版としてあえて昔のスペックで作った製品などもありますが、長年使用されてきたヴィンテージギターは独特の音がしますのでそこまでの再現は難しいです。
そういう事もあり、やはりヴィンテージギターは高いです。
人件費
昨今の安価でも良い製品が多くなったのは量産する機会の技術が向上したからと言えるでしょう。
ですが未だに最終的には人間が手作業でチェックをしたりやらなければならない工程もあります。
何事にも人件費は必ずかかります。
筆者的にはここはケチってはいけない部分だと考えております。
よく行くショップの方が言っていたのが「今の時代、むしろ安く作る方が簡単ですよ。そうではなく、しっかりした職人さんを確保して高くてもしっかり自信を持って売れる製品を作る方が大変です」と。
ほんとその通りだなと思います。
オーダーメイド
オーダーメイドと一括りに言ってもいくつかあります。
例えばセミオーダーという基本的な型はレギュラーラインナップからチョイスしパーツや微妙な使用を変更する事や、カラーリングのみを変更するカラーオーダーなど。
ここで解説するのはフルオーダーという事にします。
ちなみに筆者のESPのギターもフルオーダーです。
なぜオーダーメイドが高いのか。
いくつか理由はあると思いますが、主に人件費だと筆者は考えております。
あとはどんな装飾にするかやカラーは既存のカラーなのか特殊なカラーにするのかなど。
要はレギュラーラインナップから外れて1から作るので機械でできる部分よりも職人が要望を叶えるために手を加える部分が増えてくるので夢や希望を叶えてくれるけど、要望があればあるほどどんどん増えていく事でしょう。
実際、高いギターってどうなの?
結論、やっぱり高いギターはいいですよ!
ベースも同様です。
別に安いギターがダメというわけではないです。
圧倒的に作りが丁寧だなと感じます。
音に関しては人それぞれ好みがあるので一概には言えませんが、プレイアビリティはやはり高いギターの方が手がかかってるな〜って感じます。
使われている初期装備のパーツもちゃんとしたメーカーの物を使ってることが多いので頑丈です。
これに関しては語るよりも実際に手に取って使用してみないと中々分からないと思います・・・。
筆者が考える値段の基準
あくまで筆者の経験談から語ります。
ギターのピークって50万ぐらいだと考えております。
それ以上のギターやベースって上記で解説した個人の趣味趣向が伴って値段が高い傾向にあると思います。
もし全く基準がわからない人は是非参考にしてみてください。
何度も言いますが音は人それぞれ好みがあります。
しっかり試奏したり、オーダーの際は打ち合わせをしっかりしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
高いギターってちゃんと理由があるという事がお分かりいただけたと思います。
筆者的に思うのは本来、楽器というのは高くて当たり前という事です。もちろん安くても良い楽器はたくさんあるし高いのが買えない事情もある人も多い事でしょう。
ですがあまりにコストのことばかり考えていくと生産者に還元されなくなっていきます。
日本のメーカーは本当に優秀で世界的にも支持者が多いです。
これからもギター業界が盛り上がっていくことを願っております。
エレキギターに関して詳しく解説したのが過去の記事にありますので、よろしければ是非ごらんください!
ではまた!