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Spectrasonicの新製品!その名もSonic Extensions!

DTM記事 プラグイン

10/20に突如発表されたSonic Extensions
とはいっても先週から予告はずっとされており、日本のならず全世界DTMerが注目した事でしょう。
そしてその全貌が明かされました。
まだまだ追加や変更点が挙がる可能性がありますが10/21現時点で筆者が集められた情報と詳細を解説していきます!

Spectrasonicとは?


焦る気持ちを抑え、まずは基本的な情報から解説していきます。
Spectrasonicとはシンセ音源のOmnisphere 2、ベース音源のTrilian、鍵盤音源のKeyscape、グルーヴ&リズム音源のStylus RMXを現在のラインナップとして構える、ソフトフェア音源を販売しているメーカーです。
2021年現在、もう業界標準と言ってもよいのではないでしょうか?
そのぐらい有名ですし、ハイクオリティな製品を世に送ってきた信頼も厚いです。

Sonic Extensionsとは一体?


簡単に言うとOmnisphere 2で使える専用ライブラリです!
自社開発したSTEAMエンジンで使用するので完璧に適合します。
今回紹介されたSonic Extensionsの中身は以下のようになっております。

  • UNDERCURRENT
  • NYLON SKY
  • UNCLEAN MACHINE
  • SEISMIC SHOCK

ちなみにこれらは個別で購入することができますが、まとめ買いでお得になるようです。
ぜひこの機会にいかがでしょうか?

購入ページはこちら

1個ずつライブラリの解説をしていきます。

UNDERCURRENT


ダークサイドへの旅…とテーマが非常に中二心をくすぐります。
これから紹介する製品すべてに共通しているのが、プリセットからガンガン使っていけるなという印象です。
コンセプト通り確かにポップさは無く、ダークサイドのイメージそのままにって感じでした。
変に奇を衒う事なく、無難にそのまま使う方が良さそうです。
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NYLON SKY


単体のナイロンギター音源としても十分なのですが、アンビエントな音作りを得意としてます。
個人的になぜアンビエントwと思ったのですが、デモを聞いてみて更に「なんだこれ〜www」ってなりました。
アイディアとしては素晴らしいですが、実用的かと言われると微妙な印象です。
ゲーム音楽とかでもしかしたら使い道あるかな?って感じです。
リアリズムというパラメーターを回すと演奏表現がよりリアルになっていくという謎技術はすごいです。
もし筆者が使うならシンプルなナイロンギター音源としてがメインになるかなと想像してました。
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UNCLEAN MACHINE


筆者的には今回の音源で一番おもしろいし使ってみたいなと思った製品です。
いわゆるLo-Fiと呼ばれると音を得意とする音源です。
具体的にはベル、パッド、ギター、弦、ベースなどをLo-Fiに加工して使う音源です。
最近Lo-Fi流行ってるじゃないですか?
そこにフォーカスしてきた製品なんだと思います。
いちいちインサートにEQ挿れて、加工することなくスムーズに制作に挑めるのはかなりアドバンテージがあるのではないでしょうか?
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SEISMIC SHOCK


非常に1音1音のインパクトが強い音源です。
これだけで曲を作ると力強すぎてなんだか疲れそうですねw
Seismic Pumpという機能で極端なサイドチェインがかけられ、SeismicVerbという機能でリバーブで壮大な感じにもできるのが特徴です。
とにかく派手でOmnisphere 2が得意としているポテンシャルをめちゃくちゃ出してきたなって感じがして、デモをみてて楽しかったです。
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購入する際の注意点

いくつか注意点があるのでまとめました。

  • Omnisphere 2がないと意味ない
  • バージョンは2.8以上が条件
  • 結構容量が多い
  • Sonic Extensions Effectsは個別購入できない
  • 体験版は用意なし

Omnisphere 2がないと意味ない

ここまでご覧いただいた方は察しがつくと思いますが、そもそも今回の話自体がOmnisphere 2持っていないと意味がないです。
持っていない方はくれぐれもお気をつけください!

バージョンは2.8以上が条件

Omnisphere 2のバージョンにも条件があるようです。
DTMerあるあるですがサードパーティー製のソフトがアップデートを頻繁にしない都合上、古いOSやバージョンで使用している人も少なく無いと思います。
その障壁でバージョン2.8に上げられない方もいるかもしれません。
そこもしっかり購入前にチェックしておきましょう。

結構容量が多い

筆者的に盲点だったのが、思ったよりも容量多いなって事でした。
容量ギリギリの人や今すぐ容量を圧迫したく無い人はちょっと考えものかしれません・・・。
ですが、その分音も良くて音も多くあると捉える事もできます。
お値段以上の見返りが期待できるのではないでしょうか?

Sonic Extensions Effectsは個別購入できない

各SonicExtensionタイトルは、2つの専用の新しいエフェクトユニットがサウンドのライブラリに統合されています。
ですので、個別に購入できないようです。
あと独立してプラグインとしても使用はできないとの事です。
この事から仮に別々で購入できても実質意味がないと言えるでしょう。

体験版は用意なし

残念ながら試してから購入はできないようです。
ですので、よ〜くデモ映像で音を聴いてから購入した方がよさそうです。
今時、体験版ぐらい用意してよ〜って筆者は思ってます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
個人的には購入する予定は無いです。
まずはOmnisphere 2を手に入れるところから始めますw
定期的にセールをしているので買い時を見定めてます。
ブラックフライデーも近いので今年中には買いたいなと思っております。
おそらく今後このような感じでOmnisphere 2を母体とし、ライブラリを別途販売していくスタイルになるのでは?と思っています。

ではまた!

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